日本化粧療法医学会設立趣意書

日本化粧療法学医会設立趣意書

  一般社団法人日本ケアメイク協会は,「化粧をケアツールの1つとして,日本の医療・美容・福祉に貢献する」ことをテーマとした「ケアメイク研究会」を開催してまいりました。研究会が発展し,2017年12月5日に「化粧療法学会」を設立するための準備として「日本化粧療法学会設立準備フォーラム2017」を開催いたしました。
 ここでは,化粧療法に関して,医師(皮膚科医,眼科医,歯科医)の3名の先生方に研究発表していただきました。このことは,化粧は,概観上の美しさを装う「美容」という直接的なもののみではなく,「福祉」のケアにつながり,そして福祉から「医療」へつなげる意味があることを示しました。

 2010年に私が視覚障害者に向けて開発した「ブラインドメイク・プログラム」は,2015年より眼科医療の診療報酬として,患者様のQOL(生活の質)が向上するロービジョンケアに取り入れられました。また,化粧は,患者様のリハビリテーションや退院支援として看護師,作業療法士,介護福祉士などのコメディカルの方々が取り入れた臨床研究が報告されていますし,高齢者施設でも,高齢者のQOL向上のための化粧療法を取り入れた活動や研究も普及されて,介護予防や健康寿命促進にも有用であることが報告されています。
 今後,「化粧療法」を普及していくためには,化粧を療法として確立する定義や概念形成を行いながら,化粧の有用性を科学的に検証した研究を社会に示していくことが重要であり,化粧療法を医学としての位置づけと,リハビリや治療としての診療報酬につなげることが大切であると考えます。

 そこで,化粧研究を行う医師を中心とした「化粧」を科学的な研究を学際的に積み重ね,その技術や学術的知識を習得した者に「化粧療法士」の資格を付与する認定資格を設けるための学術団体に発展させる必要性があるとの確信にいたりました。
 そのため,現在の一般社団法人日本ケアメイク協会のケアメイク研究会を昇華させ,次の医師の方々を日本化粧療法医学会の設立役員として,2018年12月5日に日本化粧療法医学会を設立する運びとなりました。

 日本化粧療法医学会は名称どおり格式高い医学会と称したことから,構成する理事は医師かつ化粧研究者,それに値する研究者であることを条件にします。今後は日本化粧療法医学会と共に双方連携を取りながら,日本を代表する化粧療法研究及び活動団体として,国内だけではなく海外へと,グローバルな活動を行って参ります。この中で一般社団法人日本ケアメイク協会は、日本化粧療法医学会の事務局本部(日本事務局・海外事務局)を担うことになりました。理事長大石華法が本医学会の事務局長を務めさせていただいております。
 今後とも,皆さまのご協力とご尽力を賜りますよう,何卒よろしくお願い申し上げます。
2018年12月5日
一般社団法人日本ケアメイク協会
(日本化粧療法医学会設立者)
理事長 大石華法